進まば極楽往生 退かば無間地獄

実習編
バスに乗り込み～遊技場での死闘


施設行きのバス内

颯爽と俺は教授に足が痛い事を告げる


教授「んじゃ、もう帰って良いよ。君は”優秀”だから既に単位はあげてます」


まぁ俺が優秀なのは知ってるけどさ・・・
しかし、
「足を痛いのを我慢してここまで来たんだから最後までやりますよ」
と、まさに模範生な回答をする俺

教授は難色を示した顔で
「施設で怪我した場合は保険降りるけど、それ以前の怪我だとねぇ・・・」
「君には一番手強い教室をやって貰おうと思ってたんだけどねー」
とかなんとか言っておられた
・・・心配して・・るのか？これは？


んな会話をしてる内に施設に到着

結局俺は一番キツイ教室に割り当てられたようだ

比較的障害の程度は弱い連中だが
その分メチャ暴れるらしい

特に
テンションが揚がると所構わず噛み付くガキには注意しろ
等々注意事項を教えてもらう


さて、学生2人ペアで作業に当たる訳だが
相方は名も無き同級生
顔は見たことあるし
何度か会話はしたことはあるが
名前があるのかどうかも解らない男である


教室に着いて早々何やら事件の香りが・・

なにやら職員が慌てている

どうやら園児の1人がバス停に来てなかったらしい

まぁ別に俺には関係無いのでどうでもいいが



とりあえず”教室の園児を遊技場に連れて行き
遊んでくれ”と指示を受けたのでその通りにする事にした


遊技場にはバランスボールだの子供用の滑り台
トランポリンマットだのが置いてあって
俺の心もワクワクしてきますた

ガキどもが楽しそうに遊んでるのを見ると
とても発達障害があるとは思えないが

言葉を発っする事ができない
遊びの発達段階が1歳児程度等
やっぱりその辺にしっかり表れている様だ


続く

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